ついに生の鯨肉が上場したで!イベントも売れ行きも大盛況!
美味しくて栄養たっぷり、食べれば環境保護にもつながるんやて!
まいどおおきに。大阪の中央卸売市場で鯨肉の仲卸をやってる高浜康子です。
10月14日に「ニタリ鯨の生肉がなんと35年ぶりに上場!」ってニュースになってたの、見てくれた?
市場での取引の様子やら、百貨店での販売イベントやら、生肉が味わえる飲食店やら、いろいろ紹介されてました。
その中で、私もインタビューしていただいたんですよ。いろんなテレビ局で私、出たんですよ〜!
なんと、高浜商店が一番の高値で「尾の身」っていう高い部位を仕入れさせていただいたおかげで、テレビや新聞の取材していただきました。前々日くらいから興奮して、ほとんど寝てないけど、疲れた顔見せずに映ってました(笑)。
「本当に美味しいので若い人に食べてほしいです」とか言うてね。おかげさまで、うちの店で仕入れた生肉も完売!追加注文を受けるくらい大好評やってん。お得意先の飲食店でも、朝から行列ができた言うて、ものすごく喜んではった。ほんまうれしいわ。
生肉を食べた人は、「もちもちして甘い」「美味しい」「魚とお肉のええとこどりみたいな味」「刺身で食べられてうれしい」とか言うてたねえ。
どう、これ読んでるだけで食べたくなってきたでしょ?
生肉は今ほんまに希少でめったに食べられへんけど、冷凍の鯨肉やったらいつでも食べられるから、興味ある人はぜひ食べてみてな~!これをきっかけに、クジラの食文化をもっともっと盛り上げていきたいと思ってます。
【テレビ大阪】テレビ大阪ニュース『やさしいニュース』で取材されました。
「密着!クジラ生肉<水揚げから食卓へ>35年ぶりのクジラ生肉!1キロ25万円!
中央卸売市場での上場イベントの時に、共同船舶株式会社の所社長が言うてはったSDGsの話がすごく勉強になったから、今回はそれを紹介しますね。ちょっと読んでみたって~。
【目次】
捕鯨は水産資源を守ることにつながる?
共同船舶株式会社さんていうのは、国の許可のもと日本の排他的経済水域内でクジラを捕獲して、鯨肉の生産や販売を行ってる会社やねん。
その会社の所社長は、クジラのかぶり物をかぶったり歌ったりして、めちゃノリのええ人。去年から生の鯨肉を全国に上場してはって、今年は2つのテーマに取り組んでるんやて。
1つは「クジラは食のダイヤモンドだ」。
美味しくて、栄養価が高いから健康にもいい、素晴らしい食材やけどとっても希少やってこと。
2つめが、「クジラを食べて、SDGsに貢献しよう」。
クジラを食べることが、地球環境を守ることにつながるんやて!どういうこと?って思うよね。
クジラって、1日あたり体重の約4%の量のエサを食べるんやって。年間にすると体重の約15倍。
そこから試算すると、世界中の鯨が1年間に食べるエサの総量は、人間が1年間に漁獲する量の3~6倍にもなるねん。クジラのエサの中には、サンマやイカ、サケといった私らがよく食べる魚や、それらの魚のエサになる小魚も含まれてる。だからクジラが増えすぎると、海の食物連鎖がおかしくなって、生態系のバランスが崩れてしまうってわけ。
クジラを適度に捕獲することで、その分のエサになるはずやったサンマやイカなんかを人間が利用できるようになるし、海の生態系のバランスを守ることにつながるねん。
たとえば20トンのクジラを1頭捕獲したら、体重の約15倍、つまり年間で300トンの水産資源が守れることになるんやって。
※出典:サンマの漁獲高推移/全国さんま棒受網漁業協同組合調べ「さんまの水揚量」より編集・加工。スルメイカの漁獲高推移/全国いか加工業協同組合調べ「いか漁獲量」より編集・加工。
<参考サイト>
・共同船舶株式会社
鯨肉を食べることが、生態系のバランスを保つことに?
食物連鎖って、たしか中学生の頃に習いましたよね?
生き物が食べたり食べられたりする関係でつながっているってこと。海の中でいうと、植物プランクトンや海藻を動物プランクトンが食べ、それを小さい魚が食べ、それを大きい魚が食べ・・・、っていうやつですね。
生き物が生きていくためには、体重の約10倍のエサを食べなあかんねんて。生態系のバランスがとれてると、食べるものの数が食べられるものの数より10倍くらい多くて、きれいなピラミッドの形になる。だから、海の食物連鎖の頂点ともいえるクジラが増えすぎてしまったら、ピラミッドの形がくずれる。つまり、生態系のバランスがくずれてしまう、っていうことらしいですね。
なるほどね〜
捕鯨は大切で必要なこと。
それから、獲ったクジラは無駄にせず美味しく食べることが、地球環境を守ることにつながるんやね。
<参考サイト>
・公益財団法人 日本海事広報協会
寒い日はおでん!大阪のおでんには“コロ”!
アツアツもちもち絶品やで!
所社長も言うてはったけど、35年前までは、和歌山県太地町で獲ったニタリクジラの生肉を大阪港まで運んできててんて。だから私ら以上の年代の人はクジラを日常的に食べる文化を経験してるんですね。
テレビでも、年齢高めの人が、「懐かしい!」「昔はよく食べた!」っていうてたけど、若い人たちは「クジラって食べれるんですか?!」だって(汗)
もっともっと若い人にも食べてもらって、この食文化が繋がっていけば、いいなと思ってます。
私は、現代人の若い人ほど栄養価的にも、鯨肉が必要やと思うねんけどね。
そういえば、ニュースの街頭インタビューで「おでんにコロとか入れるの、昔は普通でした」言うてる人いたなあ。
“コロ”って何か知ってます?
クジラの皮の部分を鯨油で揚げたもので、関西ではおでんの具として親しまれてきた食材なんですよ。出汁がよう染みて、コラーゲンがたっぷりでもちもちの食感が楽しめるよ。
今も提供してはるおでん屋さんもあるし、機会があればぜひ食べてみてね~。
秋も深まってきたから、あったかいおでんに熱燗とか、いいよねー!
<高浜商店の商品紹介>
【不定貫】業務用 鯨本皮1㎏
<参考サイト>
くじらにく
<鯨肉を食べるならこのお店>
大阪市中央区高麗橋 「食事処 とく兵衛」さん
高浜商店の鯨肉を提供くださるのが、北浜駅から歩いて5分の所にある「食事処 とく兵衛」さん。
くじらベーコン、くじらカツ、くじらおばけ酢みそって、お酒のアテにぴったりな一品やで〜
どれも「¥440!」(安っ)
ランチタイムは、近くの?サラリーマン風の方でいっぱい!!
それもそのはず。リーズナブルでボリューム満点!ランチでは新鮮な魚使った定食や丼物と麺のセットなど関西ならではの定食メニュー?も多いし、美味しいもんだから、そりゃ〜人気になるよね。
夜は居酒屋になるねんけど、夜も豊富なメニューにびっくりするよ。
その中に、鯨肉のメニューもありました。お酒も安いし、メニューはどれも安いし、男性率が激高なお店ですが、ランチタイムには女性も気楽に行けるお店です。ボリュームが多いので、要注意で!
「食事処 とく兵衛」(営業時間:11:00~14:00 17:00〜23:00[月〜金] 11:00〜14:00[土] 定休日:日曜日・祝日)
電話:06-6222-4562
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